
日本の航空会社といえば、ANAとJALが大きく挙げられると思います。あなたはANA派ですか?それともJAL派ですか?特にどちら派とかないですか?今回は、ANAとJALを様々な観点から見てみたいと思います。
本記事の目次
<ANAとJALの違いを多角的観点から比較>
観点1.企業規模と意思決定
観点2.運航便の充実さ
観点3.上級会員(SFCとJGC)の充実さ
ANAホールディングス | JAL株式会社 | |
従業員数 | 187人(2019年3月31日) | 12750人(2019年3月) |
資本金 | 3187.89億円 | 3558.45億円 |
設立 | 1952年12月27日 | 1951年8月1日 |
これは意外なところがたくさんありますね。ANAは本当に一部のみがANAの親会社の人です。一方でJALは多くの人が本社の人間ということでしょう。コロナウィルスの蔓延のときに、新卒採用を決定したスピードやPP2倍キャンペーンを打ち出すまでのスピードがANAの方が早かった(あくまでスピートで、決定の良さは議論できませんが)のはこの人数の差が意思決定のしやすさに現れているのかもしれません。
また、資本金が3000億円規模であるのも意外でした。航空機そのものや、整備費用、燃料費、空港への格納費用と初期投資が高いことを示しているのでしょう。
2-1.国内線の運航便
国内線の運航便はまず、ANAの運行のネットワークが下記の図です。

これを見るだけでめまいがしてしまいますね。でもこれだけ、ANAは運航便があるということです。旅行で行きたいと思った都市はある程度あるのでは?と思いますがよく見ると、東北が少し少ないように見えます。東京・大阪・福岡発の便は非常に多いことがわかります。

一方でJALは離島便を充実させていることがわかります。特に鹿児島、沖縄での運行線が多いことが見て取れます。JALが一度経営破綻した際に再建に関わった京セラの稲盛和夫さんの出身が鹿児島ということが関係しているのかも?と思います。
2-2国際線の運航便
国際線はどれだけ海外の飛行機を引っ張ってこれるかが関係します。ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドに加盟していますね。スターアライアンスは26社、ワンワールドは13社(加えてコネクト・パートナー1社)です。スターアライアンスの方が倍なので、国際線の就航数だとANAの方が随分と多いと言えそうです。実際にANAとJALの運行路線図表を持ってきましたが、ANAの方が充実して見えるのは気のせいでしょうか。


ANAやJALには上級会員というものがあります。ANAはSFC(スーパーフライヤーズカード)、JALはJGC(JALグローバルクラブ)というものです。上級会員になればラウンジを使用できたり、混雑する繁忙期の空港のカウンターで優遇を受けたりすることができます。
個人的にはJGCの方が好きですが、どちらか片方の上級会員を狙うなら、ここまでに述べた運行路線を1つの観点とするのが良いと思います。特に、海外旅行でその効果をはっきするので。上級会員については限りなく紹介できるので、下記に初心者から熟練者まで読める記事を用意しました。お好きなものを読んでみてください。
【初心者向け】
【熟練者向け】
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