
株を取引したいんだけど、実際の証券を保有していた昔と違って、今はネットでやるってのは知ってるし、口座も開設した。でも取引時間ってどうなってるの?良い取引時間ってあるのかな?更には、それに合わせた良い注文方法ってないのかな?この記事を読めばたったの3分でこれらのことが身につきます。そして、実際の取引に活かすことができるようになります。
株式市場の取引時間は毎日?取引は何時から何時まで?
株式市場は土・日・祝祭日、年末年始(12/30~翌年1/3まで)以外は取引しています。ちなみに年の最初の取引を「大発会」、最後の取引を「大納会」と呼びます。年末年始のニュースには必ずのぼる話題です。
また、1日の中で実際に証券取引所で行われる取引時間は下の表の通りです。約6時間の取引時間の間に1時間のお昼休みを挟んでいる形です。お昼休みの前の取引を「前場」、お昼休みの後の取引を「後場」と呼びます。
取引時間 | お昼休み | |
東京証券取引所 | 9:00~15:00 | 11:30~12:30 |
他(札幌・名古屋・福岡) | 9:00~15:30 | 11:30~12:30 |
え、そうしたら会社員はできないの?
いえ、そんなことありません。証券取引所の取引時間中に取引画面に張り付いて取引するリアルタイムトレードは必要ありません。取引時間以外でも注文はかけておくことができます。システムメンテナンスを行っている時間(主に土曜日)意外であれば注文が可能です。
取引時間帯外でもできる良い注文方法を教えて!
取引時間帯外でも注文できる方法として、絶対に「成行き注文」と「指値注文」を覚えましょう。必要なことはこれだけです。そのために、買いたい人と売りたい人の需要と供給の状態を表している、下に示した表(「板」と呼びます)を把握しましょう。例えば、下の表だと、600円で株を売りたい人が21000人いて(実際には株数ですが人数とほぼ同義です)、599円で株を買いたい人が4000人いる状態です。
売気配株数 | 気配値 | 買気配株数 |
10000 | 602 | |
19000 | 601 | |
21000 | 600 | |
599 | 4000 | |
598 | 20000 | |
597 | 21000 |
売買の成立は買い手と売り手の希望価格が一致したときですから、今、この状態だと取引が成立指定ない状態です。そこで、「成行き注文」と「指値注文」の買いを入れたらどうなるかを説明します。
「成行き注文」・・・今、買いたい人は最高で599円で希望しているけど、そんなの気にせず、売りたい人が一番安くしている値段なら買いますよ、という注文です。すなわち600円で購入できます。
「指値注文」・・・今、売りたい人は一番安くて600円で出してくれているけど、599円まで値下げで売ることを待ちます。自分が指定した値段(指値)まで値下げしてくれたら買いますよ。という注文です。すなわち、599円に指値で買注文した場合、売り気配値が599円まで下がるまで売買が成立しません。
上記を踏まえると、とにかく今買っておきたいのであれば成行き注文、その1円をこだわるのであれば指値注文がおすすめです。デイトレードの人は指値、それ以外(株主優待を目指していたり、中長期保有を目指していたり)という人は成行きで十分です。自身のトレードしたいスタイルに合わせて選ぶと良いですよ。
まとめ
株の取引時間について説明し、取引時間帯外でも注文できる方法として「成行き注文」と「指値注文」を紹介しました。いずれも基本でかつ重要な取引の方法なので、まずはこれを身につけてみてください。