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株の空売りとは?【リスク・やり方をわかりやすく解説】

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株を始めたんだけど、こんなことを考えたことがありませんか?

・資金がすくない。もっと多くの額で取引できたらいいのに

・株価が常に下落。株なんて買っても買っても損するばかり

 そんなあなたには信用取引がとても向いています。この記事を読めば、「空売り」がどのような取引なのか、損得の理解をどうすればよいのかが分かります。簡単に言うと、買いの逆から入る、すなわち、売りから入って、その後買い戻す取引方法です。

 そして、実際の証券会社の画面を見せながら空売りについてきちんと理解してもらうことで、恐怖も取り除いて楽しく取引できるようになりましょう!

本記事の目次

1.空売りとは?その仕組みは?【儲け・損の仕組みを理解しよう】
2.空売りのリスクは高い?【高くありません】
3.実際の空売りのやり方【松井証券、楽天証券を例に解説】

1.空売りとは?その仕組みは?【儲け・損の仕組みを理解しよう】

 空売りとは、「売りから入って、その後買い戻す取引方法」です。よくわからないと思うので、例を出して解説していきます。

 まず、個人投資家であるあなたは、果物屋さんとしてリンゴを売っていることを想定しましょう。果物屋さんはリンゴを農家から仕入れて、それをその値段よりも少し高い値段でお客さんに売ることで利益を得ています。

 例えば、まず、あなたがリンゴ1個を農家から100円で仕入れます。その後、リンゴを1個欲しい!と言ってきたお客さんに1個200円で売ってしまえば、差額の100円が儲けになる、という仕組みですね。これはよく分かってもらえるのではと思います。

通常の仕入れと売り

 次に、空売りのケースを考えてみましょう。空売りは、先に売るんです。なので、まずリンゴを1個買いたいお客さんがやってきます。

 果物屋であるあなたはリンゴ自体を持っていませんが、「絶対に後でリンゴをあげるから」と約束して、先にお客さんに200円を貰います。その後、あなたは必死に安くリンゴを提供してくれる農家を探すのです。

 1個100円で提供してくれる農家さんがいれば果物屋のあなたはリンゴを100円で仕入れて、そのままそのリンゴは約束通りお客さんに渡ります。

空売りで得をする場合(通常の仕入れ売りと同じ利益)

 結論としては、空売りしてもしなくても、リンゴ農家も、あなたも、お客さんも払ったお金、もらったリンゴの個数は何も変わらないですよね?

 そうです。なので、果物屋であるあなたがリンゴをいくらで仕入れるのか、いくらで売るのかだけが重要になります。そうしたら、空売りで損しているケースは次のようになることが理解できると思います。

空売りで損をする場合

 そうですね。リンゴを1個渡すとお客さんに約束しておいて代金200円を先にもらっていながら、200円よりも安いリンゴ農家が見つからなかった場合ですね。泣く泣く300円で仕入れたら、300円―200円=100円の損失となるわけです。

 これで儲け、損の仕組みが分かったでしょうか。頭が痛くなってしまった人は何度も見返してみてください。

2.空売りのリスクは高い?【高くありません】

 さて、その空売りのリスクですが、ほとんどないことが分かりましたか?なぜなら、今示したように、投資家のあなたが得するか損するかは「買値と売値だけで決まる」からです。 ただし、まだ説明していない空売りならではのリスクは大きく2つほどあるのできちんと理解しておきましょう。

・リスク①取引手数料がかかる

・リスク②レバレッジがかかる

リスク①取引手数料がかかる

 実際に自分が持っていないものを売るところから入ってしまうので、売るために自分が「持っていない株」は一時的に証券会社から借りる必要があります。

 でもその「ない株」を売ったら買い戻す、買ったら売り戻すという約束、すなわち相手の信用をしているわけですね。こうした取引を「信用取引」と呼びます。

 信用取引では、ない株の売り買いをするため、証券会社では、手数料を設けています。ただし、信用取引の手数料と現物取引の手数料を同じ料金体系にしているところもあります。松井証券ですね。私も愛用しています。 松井証券の手数料体系はこんな感じになっています。

>>松井証券の詳細を見る

 この信用取引に手数料を持ってきている会社もあります。手数料は気になるほどの額ではないですが、自身が取引している証券会社を一度調べてみてください。

リスク②レバレッジがかかる

 信用取引では、「ないもの」の売買ができるという話をしました。すなわち、ある程度のお金を保証金として預けてあげれば、それ以上の額の株の売買を可能としてくれる、というものです。

 持っている額よりも何倍もの資金を事実上動かすことができ、この「何倍もの資金も動かしていくこと」を「レバレッジをかける」と言います。株ではあまり見かけませんが、FXではよく「レバレッジ〇〇倍」などと言っている人が多いですね。

 自分が証券会社に預けている額が、レバレッジをかけて実際に取引で使用している額に比べると小さい割合となるので、損失を出したときに、資産が簡単に消えてしまうことも出てくるということになります。

 ここは、無謀な取引はしないことが大事だと私は思っています。預けた額×1.5~2倍くらいの間で取引するのが心が健全でいられると思います。無謀な取引さえしなければ信用取引はリスクが高くありません。むしろ、一般大衆が投げ売りしているような、株価が暴落している銘柄をチャンスにできるのでいいことが多いと思っています。

3.実際の空売りのやり方【松井証券、楽天証券を例に解説】

 信用取引のやり方はとても簡単です。中でも「空売り」について、松井証券、楽天証券を例に説明してきます。空売りのやり方は大きく3ステップです。

ステップ①信用取引口座を開設する

ステップ②信用新規建を行う

ステップ③逆の注文(信用返済)を行う

ステップ①信用取引口座を開設する

 証券口座を開設したときに開設するのは現物の取引の口座が一般的で、信用取引口座を開設していない人がほとんどだと思います。なので、まず「信用取引口座」を開設しましょう。この口座がないと信用取引できません。

 例えば楽天証券では、ホーム画面から「国内株式(メニューバーにある)」→「信用取引(右下にある)」を押すと出てきます。

すると、下の方に「口座開設はこちら」とあるので、そこから開設しましょう。

 信用取引の欄に「申込」のボタンがついている人は開設できていませんので、申し込みしましょう。ボタンを押すと、規約等いろいろ出てきますが、読んで理解して申し込みを進めればOKです。

ステップ②信用新規建を行う

 口座が開設したら実際に信用取引を進めていきましょう。信用取引はその「買い」でも「売り」でも「信用新規建」と書いている会社が多いです。松井証券だとこんな感じで「信用新規」と書いていますね。

ここまで来てしまえば、あとは現物と同じような注文内容の入力になります。

見て気付きますか?現物取引と信用取引で大きく違うのは「取引区分(種類)」です。どの証券会社でも大きく4つに分けています。

・新規買(半年)
・新規買(無期)
・新規売(半年)
・新規売(無期)

 「買」と「売」はここまで理解していれば分かると思いますので、「半年」と「無期」について説明します。

「半年」・・・建玉を最大で半年保有できる
「無期」・・・建玉を無期限保有できる

 となります。「建玉」は「たてぎょく」と読みます。「建玉」は信用取引で注文が成立した取引のことをいいます。なので、例えば「新規売(半年)」だったら、注文成立(約定)から半年以内に買い戻さなければならない。ということを意味しています。

ステップ③逆の注文(信用返済)を行う

 ステップ②で約定したら決められた期間内にその逆の注文をしましょう。これを「信用返済(返済注文)」と言います。

 例えば今、私が保有しているオリエンタルランドの建玉の返済注文の画面はこんな感じです。無期の買建(かいだて)があるので、逆の注文である「返済売」があります。これにチェックを入れて、あとは現物売をするのと同じように注文してしまえばOKです。

まとめ

 いかがでしたか。空売り、信用取引について、その仕組み、リスク、やり方について分かっていただけたでしょうか。皆さんの理解が深まることに少しでも役立ったのなら幸いです。

この記事の著者、「お得にゆっくん」では株の初心者に向けてやり方・おすすめなどを紹介しています。その全容は下記ページよりご覧ください。

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